私にとって、子供にとって本当に必要で大切で幸せな事が何なのか。みんなが幼稚園に行くから行かないといけない。というのではなく、子供が子供らしくいられ、大人の常識や枠にはまらずのびのび育てたいと思っていました。
バンビーノで8ヶ月間親子で過ごす中でスタッフの人柄やチコス・バンビーノのポリシーに深く触れることができ、それは何よりも私にとってとても居心地のいい場所になったのです。私自身も私のままで。背伸びしなくても、遅刻しても失敗しても全て暖かく包み込んでくれる大好きな場所になりました。
チコスへ入って、初めの半年くらいはずっと泣いていて、「行きたくない」と言っていましたが、泣いても受け止めてくれる素晴らしいスタッフに見守られ、楽しい仲間に出会い、「行きたい」場所になっていったようです。
活動が終わった後、スタッフから話を聞く中で、子供たちは自分の心と体を感じるアンテナを元々持っていて、大人に言われなくても走り回ったり休憩したり、自分で調節することが出来るんだ、と驚きました。
海に入れるようになったり、虫にさわれるようになったり、大人に言われて体験した事ではなく、自ら行動し体験することによって、いろいろな感情を味わったからこそ、自分の限界や、やって良い事と悪い事がどんどんわかるようになっていると日々感じます。
子供たち一人ひとりそれぞれのペースや、個性を、みんな一緒ではなく、一人ひとりが一人の人間として個性を伸ばしあう。そういうチコスの中で育って、他人に左右されない、ありのままの自分や他人をも受け入れ包み込める優しくて強い人。誰かに言われて行動するのではなく、自分で考えて行動できる人に育っていくことを願ってやみません。
今はまだ2-3歳児ばかりですが、今後4-5歳児も増え、自然の中で子供達が自分達で教え合いたくましく生きて行く力を身につけられる教室へと飛躍されることを期待しています。
西村和美・吉永
現在、10月で3歳を迎える息子とバンビーノ、木曜チコス、アトリエ虹の子でお世話になっています。
私たち親子がバンビーノに通い始めたのは、2年近く前で、息子の誉稀が1歳になって間もない頃でした。
生活に少しメリハリが欲しかったのと、子育てにおいての人との関わりが欲しかったので、親子教室を探していて、たまたま見つけたのがバンビーノ。どういうところかも全く知らずに入会しました。
豊かな環境の中で、1時間子供たちと、お母さんたちと、スタッフさんがゆったり向き合って過ごすバンビーノ。親子教室と言えば、子供の能力アップを目指すような知育教育的なものを想像していたのですが、そのゆるゆるとした空気感は理屈ではなくただただ心地良く、すぐに大好きな空間となりました。
それまでの私は、自分の勝手なモノサシで、人と自分を比べて焦ったり、安心したり・・・。
子育てにおいても、発達段階の表のとおりに、出来ればそれより早く色々なことをできるようにさせなければ、と思っていたのですが、バンビーノに通いはじめてからは、そんなことは本当にどうでも良くなって、息子なりの成長や変化を嬉しく思うようになりました。
チコス、バンビーノのスタッフさんたちは、私たち親子をとても自然に受け入れてくれるんです。
子育てに関して「もっとこうしないと」というようなことを言われることは一切なく、どんな状態の私たちもふんわりと受け止めてもらえる。それが感覚でわかってくると、自分を良く見せなきゃ、と言うような変な意識が消えて素でいられるんです。素でいられる場所があるというのは本当にありがたいことですよね。
自分の心がほぐれると、息子のこともよく見えてくるし、周りのお母さんたちや、その子供たちのことも見えるようになってきます。
私だったらスルーしてしまうような子供の行動をみて、さりげなく褒めてあげていたり、自然の物を使って上手に遊んであげていたりするバンビーノのお母さんたちが、とっても素敵で、ひとりひとりの子供たちもまるで身内のようにかわいく思うようになったのは、それまでの私にとっては、不思議な感覚でもありました。
今年の4月から、バンビーノに加えて、チコスにも通い始めました。息子はチコスに入るまで、人に預けられるようなことがなく、母子分離は初めての経験でした。未だに、朝のバイバイでは泣いてしまう息子ですが、私としてはチコスのスタッフさんたちが、どんな息子もあたたかくガッチリと受け入れてくださることがわかっているので、安心してお願いしております。息子の幼児期にチコス、バンビーノに出会えたことは、私にとっても息子にとっても本当にラッキーだったと思います。この大切な時期にどんな感情も大切に生きる力をつけて欲しいと願っています。
8月に妹が生まれて、お兄ちゃんになった息子は、今葛藤しながら過ごしています。チコススタッフさんが「お母さんが1日1日お母さんになっていくように、1日1日お兄ちゃんになっていくんだなぁ」と言ってくださったんですが、本当にそうですね。
これからも、チコス、バンビーノの空気の中で、肩の力を抜いて子育てを楽しみたいと思っています。
中山理加・誉稀
チコスには息子が2歳から4歳までの2年間お世話になりました。元気いっぱいで好奇心旺盛な息子と毎日どう過ごそうか?と悩んでいた時、ママ友から幼稚園のプレ保育や幼児教室の話を聞いて、いろいろ探していた時にチコスと出会いました。
草木や川の流れる広い公園や、ビーチで砂遊びなど自然の中で季節を感じながら、五感を使ってのびのびと好きな遊びができる環境と「あなたはあなたのままでいい」というチコスの理念に共感して入会を決めました。
体験会に参加して感じたことは、子ども達がいきいきとしていて、大人の顔色を伺ったりせず自分らしく過ごしていることでした。
最初の頃は、「ママと離れたくない」とよく泣いていましたが、そのうちお迎えになっても「まだ遊びたい」と言うように。いつも笑顔でほんとに楽しそうにしていました。木の枝が大好きで、この頃はお友だちと一緒に遊ぶことよりも、自分が好きな事や好きな場所に行って遊んでいるようでした。「かいちゃんは子どもらしい子どもでいいね」とスタッフの方に言われたことがあり、ハッとしました。育児に悩んでいた時期だったので、やんちゃで大変と思ってた部分も、チコスでは息子の個性として受け入れてくれたことが嬉しくそのままでいいんだと気づかされました。
月1回「チコスママ」という、育児の悩みや心配事などを話せるママ達だけの集まりがあります。「ママのあなたもそのままでいいよ」と優しく受け入れてくれるとても安心できる場所でした。
チコス1年目修了前に、私立の3年保育の幼稚園とチコスと迷った時期がありました。その時「決めるのはあなただけど、私たちはもう1年かいちゃんを見てあげたいな」と園長のまきちゃんが言ってくれ事が嬉しく、心に残りました。息子らしく過ごせて安心できる場所であるチコスがやっぱりいいなと思い、継続を決めました。
2年目になるとお兄ちゃんらしさが見え、周りの様子を気にしたりお友だちと一緒に遊ぶようになり、すごく成長を感じました。自分で楽しい遊びを考え出したり、発見したりと自然の中でめいっぱい遊ぶ姿を見て、やっぱりチコスに通ってよかったと思いました。息子も私も一生付き合える友達とも出会いました。
卒会して3年保育の幼稚園へ年中から入園しました。最初はうまく馴染めるか不安でしたが、新しい幼稚園生活にもすんなりと順応していました。どこに行っても楽しいことを発見して、自分らしくいられる息子にビックリ。卒会してもチコスッコらしさが感じられて嬉しかったです。
私の方は卒会してからもチコスと関りたいという気持ちが強くなり、お手伝いでチコスに時々入るようになりました。子どもたちの心に寄り添いながら見守りその子の力を信じて待つ、というとても繊細で難しいことをしているスタッフの方々に改めて感謝の気持ちと大変さを感じました。
チコスッ子から学ぶ事がたくさんあります。小さな先輩たちは五感をフル稼働していろんな遊びを発見します。泣いたり笑ったり、ケンカして仲直りしたり、泣いてるお友だちを心配したり。遊びを通していろんな経験をしています。
何度か入るにつれ、もっとチコスッ子たちの成長を見守りたい、タッチカウンセリングの事を深く知り子育てにも役立てたいと思うようになりタッチカウンセラー養成講座を受講しました。自分と向き合い、長所も短所も自分らしさとして認めてあげること。そして相手のことも認めてあげること。《タッチ》ふれあうことで相手も自分も癒されるなど、人生を豊かにしてくれる多くの事を学びました。
タッチカウンセラーとしてはまたまだ未熟ですが、自分には何ができるかどうしていくか考えていきたいと思います。
渡邊忍・櫂音
WE ARE
芦屋市総合公園(芦屋市)・千里 緑地公園(豊中市) チコス・バンビーノは"NPO法人 日本タッチカウンセリング協会"が主催する幼児教室です。
日本タッチカウンセリング協会につきましては協会ホームページをごらんください。